カメラ関連

【レビュー】SONY RX1はお高めだけどオススメできるカメラ

かなりコンパクトなのにフルサイズという珍しいカメラ、SONY「RX1」(公式サイト)。
販売開始されてからかなり経ちますが、手軽に持ち歩けて高画質を楽しめるので気になっている人も多いのではないでしょうか?
実際にSONY RX1を購入して数ヶ月使用してみて、「気になるところ」と「いいところ」が見えてきたのでまとめてみます。

RX1の気になるところ

バッテリー持ちが悪い

正直なところ、バッテリー持ちが悪いです。
1日持ち歩いていると半日を過ぎたあたりからバッテリー残量が危うくなってきます。
おおよそ200枚くらいが限界のようです。
なので1日ガッツリ撮るつもりならば心もとないです。

素直に予備バッテリーを買えばいいんですが、純正バッテリーは5,000円近くするので気軽に買える価格ではないです…。
サードパーティ製バッテリーもありますが、GoProでサードパーティ製バッテリーを使って痛い目を見たので、サードパーティ製は選択肢から外しています。

USBケーブルで本体経由で充電できるので、スマホ用に持ち歩いているモバイルバッテリーを使って、バッテリー残量が減ったら充電するようにしています。

本体を握りにくくて落としそう

デザイン優先なのか、右手でつかむ場所に引っかかりが少なくて握りづらいです。
このため、右手だけで持っていると落っことしそうで怖いです。
自分の場合はネックストラップを使って落とさないようにしています。

電子ビューファインダーが標準では付いていない

RX1には電子ビューファインダーは標準装備されていません。
背面液晶で見ながら撮影する必要があります。
一眼レフの撮影に慣れている人からすると違和感があります。
ファインダーを覗いて撮影したくなるんですよね…。
慣れればそんなに気にはなりませんが…。

電子ビューファインダーはオプションで用意されていますが、4万円くらいするのでとても手が出ません。

コンパクトではあるがレンズが出っ張っている

ボディ自体はコンパクトですが、レンズはそれなりのサイズがあり、出っ張っておりそれなりにかさばります。
フードを付けるとさらにかさばります。
なのでバッグなどに入れておこうとするとそれなりのスペースが必要になります。

↓フィルターを付けた場合

↓レンズフードを付けた場合

RX1のいいところ

フルサイズなのにコンパクト

レンズが出っ張っているとは書きましたが、フルサイズのカメラとして考えればコンパクトです。
散歩などに持ち出しやすいサイズ感、重量です。
手持ちのボディバッグにも、なんとか詰め込めます。

首から下げていても疲れない

ネックストラップで首から下げていても首が疲れません。
普通の一眼レフは結構重たく感じて首が疲れますが、RX1はそういったことはありあません。

フルサイズセンサーで画質がいい

コンパクトなボディではありますがフルサイズセンサー搭載なので画質がいいです。
最近はスマホでも画質がいいものがありますが、暗いところでは極端に画質が落ちたりします。
RX1はちゃんとセンサーサイズが大きいので、暗いところでもそれなりにきれいに撮れます。
なお、ISO6400にしてもそんなにノイズは気になりません。
ISO6400でF2に設定すればシャッタースピードを稼げるので、それなりに暗いところでも撮影できるので便利です。

35mmの画角が使いやすい

搭載されるレンズは35mmです。
交換はできませんから、35mmが使いづらくないか気になるところだと思います。
結論、35mmは意外に使い勝手がいい画角です。
広角寄りなので車やバイクは若干歪んで見えますが、背景も取り入れつつ撮影できるのでいい感じです。
スナップ写真も撮りやすいので、コンパクトなボディと相まって使い勝手がいいです。

最小F値がF2で表現の幅が広い

レンズのF値はF2~F22で設定できます。
フルサイズセンサーなのでF2に設定するとかなりボケます。
これのおかげでかなり表現の幅が広いです。

操作がしやすい

使い始めて驚いたのが操作性のよさです。
露出調整に至ってはダイヤルを回すだけで設定できます。
D750ではボタンを押しながらダイヤルを回す必要があり面倒ですが、そういったことがありません。

絞りも物理的なリングを回して調整できるので違和感がありません。
ミラーレスだと液晶のパラメータを見ながらボタン操作で調整しなければならないものがありますが、あれはかなり操作が手間でイライラするんですよね…。
RX1ならリングを回すだけなので簡単です。

また、諸々の操作感に節度感があって気持ちがいいです。

質感が高くて所有する満足感がある

本体は金属製なので高級感があります。
金属製ゆえ、冬は本体が冷たくなるのが玉にキズではありますが…。(汗

また、前述の通り操作に節度感があるので、これも質感の高さにつながっています。

RX1は値段は安くないですが、値段なりの高級感があるのでいいものを使っている感があって満足感があります。
販売当初は「流石にLeicaには手が出せない」人たちが、Leicaの代わりに検討するような機種だったらしいので、それなりの質感があるということなのではと思います。

まとめ:RX1が気になっているのならば買うべき

気になっているのならば買うべき

自分はRX1の購入は1年近く悩んでいましたが、さっさと買えばよかったと後悔しています。
気になっているのならば買うべきです。

バッテリー持ちは気になりますが、予備バッテリーやモバイルバッテリーで対応できます。
コンパクトで画質がよく、暗所の撮影にも対応できるので使い勝手がいいです。
そして所有する満足度が高いのもポイントです。

兄弟機との比較

RX1には、RX1RやRX1RM2といった兄弟機がありますので、RX1購入の際は当然気になってくると思います。
細かいところはちゃんとした比較サイトを見ていただきたいですが、ポイントだけ押さえておきます。

RX1Rとの大きな違いはローパスフィルターの有無

RX1Rはローパスフィルターレスです。
解像感が向上するらしいですが、Webサイトで見るレベルの画像サイズであれば(素人目には)違いがわかりませんでした。

自分がRX1を購入した時はRX1RがRX1よりも明らかに高かったのでRX1を購入しました。
今はどちらも対して価格差がないようですから、どちらでもいいかもしれません。

RXR M2との大きな違いは画素数と電子ビューファインダーの有無

画素数の違いについて

RX1R M2は約4360万画素です。
RX1は約2470万画素です。
大きな違いがあるように見えますが、大きく印刷したりしないのであれば2470万画素でも特に問題ないかと思います。

電子ビューファインダーの有無について

RX1R M2には電子ビューファインダーが搭載されています。
やっぱり撮影する時は背面液晶よりもファインダーを覗きたいので、これは大きなポイントです。

RX1、RX1Rは中古ならばそれなりに安い

RX1、RX1Rの中古価格は約9万円くらいです。(2022/1時点)
RX1R M2は中古でも20万円ほどします。
印刷しない人、電子ビューファインダーにこだわらない人はRX1やRX1Rでも良いかと思います。

なお、中古で買うのならば信頼できるサイトでの購入をオススメします。
個人的にはマップカメラがオススメです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)