以前は86前期型のGグレード(中間グレード)に乗っていました。
どんな点が不満だったのかを振り返ります。
トルクに谷があって加速が気持ちよくない
4000回転くらいからトルク感が薄れる谷が存在します。
加速していくと途中で力強さがなくなる感じです。
ちょっとスポーティーに走らせたいな、と思って使う回転域でパワー不足を感じてしまうわけで、結構不満でした。
上まで回せばいいんですが、四六時中上まで回してたら疲れますし、燃費もどんどん悪くなりますし…。
この谷は、HKSのエキマニ+ECUを導入することで改善できます。
完全に谷がなくなるわけではありませんが、フィーリングはだいぶ良くなります。
多少最高出力も向上していると思われます。
ネックなのは費用です。
パーツ代と工賃を含めて18万くらいかかった気がしますね…。
遮熱も含めてやってもらったほうがいいので、86のチューニングに慣れているショップにお願いしたほうがいいです。
自分の場合はHKSテクニカルファクトリーさん(埼玉県)にお願いしました。
なお、この点は後期型になって多少改善されているようです。
もっさりなギア比で加速が気持ちよくない
Gグレードのファイナルギヤは3.7が入っています。
# 上位のGTグレードは4.1。
ハイギアードです。
これが結構なもっさり具合です。
街中を走っていてちょっと加速しようとしても、もたつく感じがあります。
これは機械式LSDを入れてもらう時、一緒に交換してもらいました。
CUSCOの4.5です。
ちょっとローギアード過ぎてちょっと過敏なフィーリングもありましたが、加速がよくなり、峠道も楽しくなりました。
単体の工賃は分かりませんが、部品代だけでも8万円近いです。
やるなら機械式LSDと一緒にやったほうがいいです。
なお、後期型のファイナルギアは4.3になっています。
ちょうどいい具合だと思います。
貧弱なブレーキでブレーキングが不安
GグレードはリアブレーキがGTグレードに比べて小さいです。
そのせいか分かりませんが、ブレーキは貧弱でした。
止まらないわけではないですが、安心感が足りないという感じ。
もちろんパッドは色々交換して試してみましたが、根本的な解決にはなりませんでした。
やっぱり車重がそれなり(1.2トン)あるからだと思います。
これを改善するにはビッグキャリパーなどを入れることになると思いますが、かなり高額なので入れられませんでした…。
なお、後期型の最上位グレードGT Limited Black Packageでは、bremboが採用されているので、それを選ぶと幸せになれると思います。
まとめ:86前期型は不満点を自分で改善する必要がある
86は最初、「86はユーザが育てる車であり、チューニングを楽しめる車」(意訳)的なアナウンスをされていたような記憶があります。
まさにその通りで、色々な不満点があるため、気持ちよく走るには自分でいじって改善していく必要がありました。
それにしてもここまでいじることになるとは。
総額で100万円くらいのお金を使った気がします。
後期型は不満点がかなり改善されているので、オススメです。
中古で前期型が安かったとしても、少し頑張って後期型を買ったほうがいいと思います。
いじるのが好きな人は、前期型でもいいかもしれませんね。