お宿レビュー

MobiHo 美ヶ原高原美術館 ART泊の体験談

MobiHo 美ヶ原高原美術館 ART泊を体験したので気になったことなどをメモしておきます。
検討している方の参考になれば幸いです。

キャンピングカーについて

基本的な設備はある

キャンピングカーには基本的な設備は用意されています。

  • 電源
  • エアコン
  • ケトル
  • ポータブル電源
  • ランタン
  • 布団
  • シーツ
  • 2Lの水

近くにコンビニはないので、夕飯・朝食は予め用意しておく必要があります。
ケトルがあるのでカップ麺なども作れます。
なお箸やフォークはないので、忘れないように注意しましょう。

自分はカップ麺を買ったのに箸をもらうのを忘れてしまいました…。
キャンピングカー内にインスタントコーヒーが2人分あり、マドラーも2本あったのでそれを使ってなんとか食べました…。

なおキャンピングカー内の流しは使えないので、汁は飲み切る必要があります。
難しければトイレの大きい方に流すですかね…。

余談ですが、標高が高いので袋はパンパンになります。

車から荷物を運ぶのはちょっと手間

駐車場からは微妙に距離があります。
しかも高低差もあるので運ぶのはちょっと手間です。
そもそもキャンピングカーの中は狭いので、不要な荷物は極力車に残したほうがよさそうです。
とはいえ貴重品はちゃんと持っておきましょう。

ベッドスペースは狭い

ベッドスペースは正直狭いです。
2段ベッドとソファーベッドの3つがあります。
170cmくらいでちょうどいいくらいなので、長身の人は厳しそうです。
狭いのでかっぷくがいい人も厳しいかもです…。

2段ベッドの方は上も下も天井が低いので閉所が苦手な人はちょっと気になるかも。

なお下のベッドを使えば上のベッドの骨組み部分にものを挟んでおくことができるので、メガネや腕時計などをぶら下げておくこともできます。
ベッドサイドにはものを置く場所がないので、有効活用したいところです。

トイレは外の施設にある

トイレはキャンピングカーの中にはありません。
すぐ近くの施設(黄色い屋根の建物)のトイレを使うことになります。
トイレ自体はきれいなので問題ないですが、いちいち外に出るので面倒です。
天気が悪いと困りそう…。
あと夜は真っ暗になりますが、ちょっと階段があるので足元に注意です。

携帯電話はつながる

標高2,000mではありますが、近くに道の駅があるおかげか携帯電話というかネットは普通につながります。(Docomo端末)
特に回線が遅い感じもありませんでした。

カーテンからはあまり光は漏れない

ベッドの横にはカーテンがあります。
朝日で起こされるかと思いましたが、カーテンは割としっかりと遮光してくれていてあまり外の明るさは気になりませんでした。
仮に朝日で起こされても、早朝の散歩は楽しいと思います。
気になる方は予めアイマスクをしておきましょう。

キャンピングカーは揺れる

宿泊した日は風が強かったのですが、夜寝ていたらキャンピングカーが風に煽られて揺れて起こされました。
どうやら背が高いので風の影響をうけやすいようです。

鍵がチャチなのでセキュリティが不安

キャンピングカーに鍵はありますが簡易的な感じで剛性感がありません。
簡単に壊せそうな雰囲気すらあります。
夜は美術館の敷地内は無人ですし、不法侵入しようと思えば簡単に入れるので夜中はちょっと不安です。
鍵が大丈夫だとしても、トイレに行くには外に出ないといけないのでそこも気になるところです。

自分は男なのでそんなに気にしませんでしたが、自分が女性で一人だったらちょっと怖いですね…。
警察を呼んでもすぐには来られないでしょうし。

鍵の掛け方にはコツがいる

キャンピングカーの鍵、普通に掛けようとすると掛かりません。
開けるのはできるんですが、うまく締められないんです。
よく見てみたら注意書きがあるので、その部分を押しながら鍵を回すと鍵がかかります。

お風呂は「山本古屋ふる里館」のものを利用できる

利用料金は800円

オプション費用800円/人で「山本古屋ふる里館」さんのお風呂を利用できます。

タオルは借りられる

ハンドタオル・バスタオルは借りられます。

貴重品箱は無料で使える

脱衣所には貴重品箱があり、硬貨不要で利用できます。
4桁のパスワードを設定するタイプです。
小さめですが、財布、スマホ、腕時計、車のキーを入れるのには十分です。

風呂場に入ってすぐは滑るので注意

風呂場の入り口のドアには「足元が滑るので注意」といった注意書きがあります。
この手の注意書きはよく見かけますが、そんなに滑ることはないように思います。
ですがここのお風呂は本当に滑ります。
油断するとコケるレベルなので気をつけてください。

お風呂は狭め

お風呂は狭めで洗い場は3人分くらい、湯船は6人くらいのサイズ感でしょうか?
人がたくさんいると厳しいと思います。
「山本古屋ふる里館」さんの宿泊客が入ってこない時間に行きたいところです。
18:30頃に利用させてもらいましたが、ちょうど宿泊客は夕食の時間だったようで空いていました。

見晴らしはいいけど窓が曇ってよく見えない

お風呂からは外が見えます。
見晴らしはいいです。
でも窓が曇っているのでよく見えません。

男風呂は駐車場から丸見え

男風呂は下の方にある駐車場から丸見えです。
ほとんど車は止まっていなかったですし、窓も曇っているのであまり問題ないかとは思います。
女風呂は位置が結構違うので、ちゃんと配慮されているのでは?と思います。

脱衣所の洗面台は一つしかない

脱衣所の洗面台は1つしかありません。
ドライヤーもそこに1つだけです。
つまり洗面台を利用されているとドライヤーは使えません…。
夜は冷えるので髪の毛はしっかり乾かしたいのにちょっと困りますね。
自分のときは歯磨きしながら延々とスマホをいじっている人がいて困りました…。

ART泊では夜の美術館を独り占めできる

夜の美術館は何も見えない

ART泊ではキャンピングカーが美術館の敷地内にあるので、誰も居ないところを見て歩けます。
ですが真っ暗なのでライトを使っても見づらいです。
なので夜に散歩しながら作品を楽しむ感じではないように思います。

あと、階段や坂がありますので注意が必要です。
なにかあっても無人なので気がついてもらえません。
少なくともスマホは持って歩きましょう。

キャンピングカー近くのベンチで横になって星を眺められる

では夜は何を楽しめばいいか?
写真撮影(後述)か、星空を眺めるのがオススメです。
キャンピングカーの近くには横になれるベンチがあるので、そこで仰向けになって星を眺めるのがいい感じです。

夏でも夜は寒い

7月下旬に泊まりましたが、夜、外は寒いです。
冬の横浜を過ごせるくらいの服装は必要そうです。

なおキャンピングカーの中はエアコンの暖房が使えるので問題ありません。
寝る前に30度くらいに設定しておいて、寝る前にエアコンを消すとちょうどいい感じかと思います。
自分の場合、エアコンをつけっぱなしにしていましたが夜中に暑くなって起きてしまいました。

夜間の写真撮影について

暗すぎてピントが合わない

自分がART泊にした理由は、夜に写真撮影をしたかったからです。
美術品と星空の写真を撮ったら楽しそうだなと。
ですが実際に撮ってみようと思ったら、暗すぎてピントが合いません。
オートフォーカスはダメで、目視でマニュアルフォーカスをしようとしても暗くて見えないのでどうにもなりません…。
マニュアルフォーカスでピント位置をこまめに変えながら試しどりしてピントを探る感じになります。

撮影スポットは明るいうちに探しておくべし

暗くなってから美術館内を歩き回っても暗くて構図を決めようがありません。
明るいうちに構図を決めて撮る場所を決めておく必要があります。
記憶に頼ると暗い中で探すのは厳しいので、地図アプリなどでちゃんと場所を保存しておいたほうがいいです。

山の上なので?風が強いことがある

自分が訪れた日は風が強かったです。
なので三脚を使っても長時間露光するとブレてしまってまともに撮れませんでした。
ISO感度をギリギリまで上げてシャッタースピードを上げていくしかないです…。

宿泊費について

宿泊費は1人でも3人でも同じです。(風呂代は1人ずつ発生)
なので3人で泊まったほうがお得ではあります。
でもキャンピングカーは狭いので、3人はちょっと厳しい気もします。
ベッドは3つありますが、テーブルは1つでそこのソファーで過ごすしかないからです…。

ART泊でなく、パノラマ泊でもよさそう

今回は美術館内に宿泊するART泊としましたが、「美術館を独り占めしたい」「美術品と星空の写真を撮りたい」といった考えがなければパノラマ泊でもよさそうです。
安いですし。
ただパノラマ泊の場合、キャンピングカーからトイレが遠いのがネックですかね。
あとベンチはなさそうなので、夜空を外で眺めるのならばアウトドアチェアを持っていったほうがいいかもです。

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