
S660のフロントにPOTENZA Adrenalin(ポテンザ アドレナリン) RE003、リアにRE004を履きましたので、レビュー・インプレをまとめます。
Contents
なぜPOTENZA Adrenalinを選んだのか?
S660の純正NEOVAの溝がなくなってしまったので、フロントタイヤをPOTENZA Adrenalin RE003に交換しました。
そしてしばらくしてから、リアタイヤをRE004に交換しました。
# RE003もまだ併売していましたが、RE003のほうが高かったのでRE004にしました。
RE003とRE004では大きな性能差はないようですが、RE004では燃費性能やスタビリティ、ドライグリップが向上しているそうです。
POTENZA AdrenalinはNEOVAのようなガチスポーツというわけではなく、NEOVAよりも快適性の高いタイヤになります。
NEOVAはロードノイズがうるさいのが気になっていましたので、快適性を求めてみました。
もう1つグレードを落としてもよかったかもしれませんが、S660が純正でNEOVAを採用している…つまり「MRレイアウトゆえに滑ると素人の手に負えないから絶対に滑らせたくない」、というメッセージだと解釈して、グレードは落としすぎないようにしました。
いいところ
必要十分なグリップがある
サーキットを攻めるのでなければ十分なグリップがあると思います。
峠を(攻めるのではなく)ドライブするくらいであれば滑り出したりすることはありません。
でもNEOVAの時のような路面から絶対に離れないようなグリップ感はなく、あえてリアの荷重を抜いたりすると滑り出します。
ロードノイズが抑えめ
NEOVAよりもロードノイズが抑えられています。
でも劇的に静かということはありません。
S660はオープンボディなので、ノイズの問題はいたしかたなさそうですね。
お値段控えめ
RE003/RE004はハイグリップスポーツの2つ下くらいのグレードという認識です。
NEOVAなどに比べるとお安めです。
フロントは1万円くらい。
リアは1.4万円くらいです。
なお、ハイグリップタイヤであっても(NEOVAではなく)DIREZZA ZⅢであれば結構安いですよ。
転がり抵抗が少ない
フロントを交換した際、最初の加速がよくなりました。
抵抗が少なくなっているのだと思います。
リアを交換した際は特に何も感じませんでした。
なお、燃費は大きく変わりませんでした。
気になるところ
タイヤが温まっていないとグリップしにくい
ちゃんと計測したわけではないので、あくまでも感覚の話になりますが、普通に走っている時に急ブレーキをかけるとあまりグリップしないような気がします。
タイヤが鳴いてズルズル―と行ってしまいます。
温まっていればキチンとグリップします。
とっさの急ブレーキでグリップ力を発揮できないのはちょっと怖いです。
もうちょっといろいろ試してみたいと思います…。
持ちが気になる
このタイヤ、上り坂で踏んだりするなどしてリアタイヤに負担をかけると割と早めのタイミングでゴムの溶ける臭いがしてきます。
もしかして持ちが悪いのだろうか…?
すぐにはわからないので今後様子見です。
回転方向の指定がない
左右非対称デザインにも関わらず、回転方向の指定がありません。
右側の違和感が凄いです…。
でもWebサイトにも書いてあるし、問題ないそうです。
ウェットの時に両側で抵抗が変わってバランス崩れたりしないのだろうか。
いや、大丈夫なんでしょうけども。
追記:寿命は20,000kmくらい
妥当な気もしますが、20,000kmくらいで交換となりました。
乗り方によるかとも思いますが、ご参考まで。
まとめ:ほどほどなタイヤを求めている人にオススメ
POTENZA Adrenalin RE003/RE004は、「NEOVAのようなハイグリップは不要。でも、それなりにグリップはしてほしい。値段はほどほどで…」といったタイヤを求めている人にマッチするように思います。
サーキット派でないのならば、丁度いいタイヤではないかなと。
